カラオケで。
昨日は「ごはんどうする?」
「ん、カラオケにでも行くか。」
ってなわけで、夫と夕飯がてらカラオケへ。
と言っても、本番もそこそこ近いし、
役柄上シャウトするから結構喉に来てるし(→ってだめじゃん)
あんまり喉に負担もなくて、役の心情に近い曲をいくつかセレクト。
(そんな曲あるか~??というツッコミは却下。)
共演者の方の「カラオケもなりきって歌え」
というアドバイスに従い、
いつもより余計に曲の世界に入り込んで歌ってみました。
私はカラオケではよく泣くのですが、
今回はちょっと涙腺が弱い感じで。
わりと初めの方で歌ったラピュタのエンディングの
「君をのせて」ですでに号泣の兆し。
(あ、これは役とは関係なく歌いたかったので)
泣きカラオケは好きなんだけど、
舞台で泣けて歌えないってのはなしだよな、と思い、
(じゃあ実際歌うことあるのか、というツッコミも却下!)
歌の世界の主人公そのものになったつもりで歌ってみると…
泣けるんだけど、歌える、という状況に。
あら、不思議。
それで今までを振り返ってみると、
今まではその歌を歌いながら、自分のことを思ってたのね。
だから気持ちは内向きだからホントに泣いちゃって歌えない。
でも、歌の世界の住人になって歌うと、
住人自身のことであって、自分のことじゃないから、
そのキャラとして涙が出てくるんだけど、
気持ちは内に向いてない…ようなのです。
なんか、涙の向こう側をみた感じ。
これって、芝居そのものじゃん。
昔、大学時代の指導の先生に、
「笑わせたいときは笑うな、泣かせたいときは泣くな。」
と、よく言われましたが、
「笑わせたいときは笑うな」はよくわかるのですが、
「泣かせたいときは泣くな」は、実は、
「そうはいっても泣いてる役者いるよな~」と、
いまいち体感していない感じでした。
それが、体感できた感じ(→って今頃?!)。
さあて、これを、うまく演技に使えるかな?
あ、本番そこそこ近いから告知もしとこっと。
お時間許す方、ぜひぜひ観に来てね☆
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劇団砂喰社第25回公演『髑髏銭【陰】-DOKUROSEN-』
原作:角田喜久雄 脚本:狐野俊法 演出:松尾交子
浮田城の浮田左近次は子孫のために
財宝のありかを髑髏銭で知らせようとしたが何者かに殺される。
孤独な剣士銭鬼灯(ぜにほうずき)は
亡き父左近次の遺恨を晴らそうと復讐鬼と化す。
死闘の末手にした髑髏銭が示す秘宝の謎とは何か。
秘宝をめぐる幕府の実力者柳沢保明、駿河大納言忠長卿の末裔らの
入り乱れての活劇に、悲恋の色模様も交えた伝奇小説の会心作!
YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=OY3T6YgMiUY
小栗虫太郎、夢野久作と並び称される
日本大衆小説、伝奇小説の雄、角田喜久雄(つのだきくお)が
発表した代表作『髑髏銭』。
今年7.8月に上演したものを大幅リニューアルしてお届けします。
新たな目線の『髑髏銭【陰】』をお楽しみください。
キャスト:磯貝祐生恵、狐野利典、伊藤友里、如月、鈴乃、
太田悠美、袴田聡子、熊谷大喜、奥山貴彦、大石晟雄
スタッフ:照明:松尾交子、音響:今村和
日時:2010年11月21日(日)13:00~、16:30~(開場は開演の30分前)
会場:クリエート浜松2Fホール
チケット(時間指定):前売一般1,300円/高校生以下800円
(当日券は前売券のそれぞれ200円増し)
問い合わせ:劇団砂喰社053-411-6135/info@sunakuisya.eco.to
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